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ビーナス7(1998年 A-タイプ オリンピア)

ⓒOLIMPIA
できのいい姉と姿は似れども決してかなわない妹。
ビーナスラインとビーナス7の関係はそんな感じです。
ビーナスラインとはフル攻略の設定6で164%オーバーという大量獲得機のガメラを軽く抜き去るとんでもないスペックな台です。
で、やりすぎたため退場を余儀なくされ急きょ舞台に立たされたビーナス7。
その実力はお姉さんには遠く及ばないものの光るものはありました。
画像はP-WORLD様より転載
★ビーナス7 確率・機械割
BIG | REG | フル攻略機械割 | |
設定1 | 1/309 | 1/910 | 97.0% |
設定2 | 1/292 | 1/910 | 100.0% |
設定3 | 1/273 | 1/910 | 104.0% |
設定4 | 1/244 | 1/910 | 109.0% |
設定5 | 1/224 | 1/862 | 115.0% |
設定6 | 1/210 | 1/630 | 118.0% |
ビーナス7を語る上で外せないのがビーナスライン。こちらがビーナスラインのスペック。
★ビーナスライン 確率・機械割
BIG | REG | 機械割 | フル攻略機械割 | |
設定1 | 1/256 | 1/910 | 922.% | 127.98% |
設定2 | 1/240 | 1/910 | 96.0% | 133.88% |
設定3 | 1/230 | 1/910 | 99.1% | 138.34% |
設定4 | 1/221 | 1/910 | 102.1% | 143.49% |
設定5 | 1/210 | 1/862 | 106.6% | 151.93% |
設定6 | 1/195 | 1/630 | 113.9% | 164.30% |
★ビーナス7の仕様
最初に登場したのがビーナスライン。
ビーナスラインはチャンスナビ機能といういわゆる小役ナビを初めて導入した台。
中・中・上と中・中・下の有効ラインを追加した7ライン機でそれにより破格のビッグ確率を実現した。
ところが順押しでは全ての小役が取れなかったため取りこぼしを見越した小役確率だったが逆押しすることにより全ての小役が取得可能だということが発覚。
逆押し小役狙いとリプレイハズシを駆使することにより設定1でも驚異の機械割127.98%(パチスロ攻略マガジン参照)となってしまった。
そのため急きょメーカーのオリンピアが対策機を出した。それがビーナス7です。
チャンスナビやリール配列・筺体デザインはそのままで見た目はパネルの色が黒→赤に。
内部的にはボーナス確率がほぼ全設定でダウン。
加えて通常時の小役確率も辛めに設定された。結局7ラインの良さである高確率のボーナスが殺され普通の5ラインのノーマルタイプと似たようなスペックになった。
また変則押しによる小役全取得はリール制御が変わったため不可能になった。
★ビーナス7の設定判別
通常時の小役確率に大きな設定差。
特に設定5・6のベル確率の差が大きい。ベルをカウントすれば設定5・6判別はできた。
★ビーナス7の立ち回り
高設定告知イベントで打つ。
ベル確率のいい台を探して打つ。
★ビーナス7の思い出
ビーナスラインの出るとすぐ攻略法が攻略誌で特集されて盛り上がっていて関東の方では台を取るのも大変で島閉鎖になっているところもあると東京に住む仲間から聞いていました。
僕は地方都市に住んでいて早くうちの近所でも導入されないかとワクワクしておりましたが神々しいビーナスライン様のお姿を拝むことなく導入されたのは赤い女神様=ビーナス7の方でした。
一度ケチがついたからなのか当時のオリンピアはまだまだマイナーメーカーだったからかわかりませんが僕らの地域ではビーナス7はあまり導入はなかったですね。
入ってもボッタクリ店に入ったりとかやバラエティに1台とかにしか導入されなくてなかなか打つ機会が少なかったです。
初の小役ナビであるチャンスナビの絡みで狙い方を変えてみたりボーナス中の音楽とかかっこよかったりビッグをエクストララインで揃えるとハープ音のファンファーレになったりとか攻略要素がなくてもグッドなポイントはたくさんあったのですけどね。
結局ビーナスラインで逆押しで小役を全部取る夢はかなわず、驚異的な機械割も体験できず、僕にとっては幻の台となってしまいました。
噂によるとビーナスラインをあえて撤去せずに1台残して客寄せとして抽選で開放していた店もあったとか。設定1でもいいからぜひ打ってみたかったですね^^
★ビーナス7 僕の評価は
食える度 | ★★☆☆☆ |
設定6の爆裂度 | ★★★☆☆ |
ゲーム性 | ★★★★☆ |
サウンド | ★★★★☆ |
技術介入度 | ★★★★☆ |
68点!
どうしても先代のビーナスラインと比べてしまいますね。ビーナスラインなら100点もあり得たんでしょうが打てなかった台は評価しようがありません。
しっかり打てれば設定2から機械割は100%を超えますがいかんせん設定状況が悪かったように思います。
設定5・6判別ができるのだから当時のホールさんはもっと積極的に高設定を使ってほしかったですね。
それにしてもこの台が神台の後釜ではなく最初に出ていれば見方ももう少しいい印象に変っていたんでしょう。普通に面白いんですから^^;